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情けは人のためならず

波動の法則

他人への優しさや親切は、めぐりめぐって自分に戻ってくる

優しさや情けは他人には無用である。優しさは人のためにならない。
そういう意味だと、この出来事があった時点までずっと勘違いしていました。
あらためて意味を調べた時に「50%近くの人が意味を間違えて解釈している」という何かのアンケート結果があるのを見て、「はい、それ私です~(・∀・)/ 50年生きていても知らないことはまだまだ山ほどあるなぁ」と感じました。実は勝手な思い込みだったと言うことも、まだまだあります。
ちょっと話は逸れますが、この思い込みというのが実に厄介で、言わば自分の思考や行動を制限してしまう類のものもあります。自分の無意識のうちにさまざまなフィルターを作って勝手に判断を下してしまうんですね。脳みその中にこべりついたこの思い込みをベロンと外して行くことで、もやもやした行き詰まり感や生きづらさを小さくしていきたいです。
私の記事ではこういったことに着目しながら、自分の経験や自己啓発を通して得た学びや考え方をお伝えしていきます。少しでもお役に立てたらうれしいです。
今回は5か月前に「自分が放った感情が跳ね返ってくる」ということを実感した体験を書きます。

「情けは人のためならず」にはその続きがあることは、あまり知られていません。
「優しさや親切は他人のためだけではない。自分のためにもなる。」 と解釈できた出来事に遭遇した話です。

夏休み中のある日、子供と一緒に車で買い物に出かけた帰りのこと。
スーパーの店内に入る前は「雨が降ってくるかな、どうかな」くらいの曇り空でしたが、 買い物を終えて外に出ると、すでにポツポツと雨が降り始めていました。急いで車に乗り込むと、どんどん雨は激しくなり、あっと言う間に土砂降りになりました。
「ぎりぎりセーフだったね」なんて子供と会話をして運転席からふと顔を上げると、軒下で雨宿りをしているおじいさんが目に入りました。犬を2匹連れ散歩中だったのか、空を見上げて困っているように見えました。
私は少し考えてから後部座席にいた娘に言いました。
「そこに使っていないビニール傘があるから、それをあのおじいさんに持って行ってくれる?『もしお困りでしたら良かったら使って下さい』って言える?」
自分でやったら?とオーディエンスから聞こえます。私自身もそう思います。いまは抵抗なくできることですが5か月前の私にはまだハードルが高くて、自分がしたいことを子供に代わりにしてもらいました。私とは逆にうちの子はそういうことに全く抵抗がないみたいで、「恥ずかしいから嫌だ」とか「なんで私が?」という感覚がない。むしろ「よろこんで!」という感じでさらっとやってのけるんです。母と娘の性格の心理的な裏返しってやつです。(これはまた別で詳しく書きます。)
「わかった、いいよ」と言うと娘は自分の傘をさしビニール傘を手に、おじいさんの方へ走って行きました。少し会話しています。会話が終わると、娘はそのままビニール傘を持って戻ってきました。聞けばどうやら買い物中のお連れの方を待っているだけ、とのことで単なる私の勘違いだったんです。なんだ~私ってば早とちり。
それから、おじいさんはこちらに向かって嬉しそうに微笑んで頭を下げてくれました。 私も頭を下げ、車をゆっくり走らせ始めました。その後もおじいさんは、何度も微笑んでこちらに頭を下げてくれたんです。その時に私の中に、ほんわかしたものが浮かびました。

「優しさを人にあげたつもりが、こちらが何かを貰った。」何かって、なんだろう?優しさ?感謝?愛?
そして 「情けは人のためならず」という言葉がどこからか、ふと頭の中に入ってきたのでした。

帰宅してからこの言葉の本当の意味を知ることになった、という訳です。
本来の「めぐりめぐって自分に還ってくる」ではなくて、今回は「すぐにダイレクトに」壁打ちしていたボールがそのまま直球で跳ね返ってきた感じです(笑)
「気のせいじゃない?」「自己満足じゃない?」と言う人もいるだろうけど、 私自身が「優しさを貰った」と感じた、ただそれだけで良いんです。「自分が放った感情が還ってくる」を初めて身をもって体験したのでした。そして「情けは人のためならず」というワードがインスピレーションのように降りてきて、「気づき」も一緒に得られたんですね。

これはこのまんま波動の法則です。同じことが言えます。
【波動の法則】
https://oitoma50.com/hadounohousoku/(新しいタブで開く)
自分の内側の感情が投影され、放ったものと同じものが還ってくる。まさしくそれを実体験で理解するなんて、ちょっとしたギフトでした。
そして内側の感情の投影をエネルギーとしてもっと大きくして大きく循環すると、自分に還ってくるものがどんどん大きくなって行きます。お金も同様です。

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