お金は追えば追うほど逃げていく。
「なんでやねん!」って思わず心の声が漏れてますよ。聞こえちゃってます。
「お金大好き、お金持ちになりたい、って言ってるのに『お金は追うな』だなんて矛盾も甚だしいんじゃない!?」またそんな声が聞こえてます。えぇえぇ、そうでしょうねぇ、私も最初はそう思っていましたから。
「お金は追うな」は真理です。私自身、お金そのものを追わなくなってからの方がお金がめぐって来ています。無職で無収入で生活レベルも落とさず買い物などは以前と変わらないはずなのに、減っていません。むしろお金そのものは増えているし、なにより数か月前は「カネ、カネ、ガネ゛ーーー」だった私が変わりましたから。
そうは言っても、お金は好きだしお金持ちになりたいという願いがなくなった訳ではありません。変わらず持ち続けています。お金への向き合い方、捉え方、考え方が変わったんでしょうね。
ただ私は仙人ではないので、いまだにお金にフォーカスしちゃう自分に気がつく時もありますけど、そんな時は「私いまお金のこと考えてたよね、そっかそっか」と思うようにします。「もうっ、またお金のことばっか考えてからに(怒)」などと責めたりせずに、そんな自分も丸ごと認めてしまいます。その方が楽ですから。
お金はなくならない
「お金はなくならない」お金持ちは口を揃えてそう言います。
「え、でもお買い物する時にお財布の中のお金が出て行っちゃうし、現金を使わずにクレジットカードとかキャッシュレスで支払ったとしても、結局銀行口座からは減っちゃうでしょ?」
いいえ、そうではないんです。
「実際自分の手元にあったものがなくなっているんだから、減ってるじゃん。なくなって行ってるじゃん。」そう思うかも知れないですね。
そう思う人は、「そのお金を自分のものだと思っている」あるいは「お金を物質としか見ていない」からです。
お金が自分の手元から無くなる、そして「減っちゃうー」「無くなっちゃうー」と躊躇したり不安になるのは、そのお金が自分のものだと勘違いしているからです。
お金はあなたのものではありません。私のものでもありません。誰のものでもないんです。
お金を物質と捉え、手元のお金の「量」だけ見れば一時的に増えたり減ったりはありますが、それは自分のものであると勘違いし、「量」だけを見ているからです。お金はめぐるもの。行ったり来たり循環するものです。お金は空気と同じです。そして量子力学的な視点から言うと、お金の本質はエネルギーです。
お金はエネルギー。それが腑に落ちるまで私は少し時間を要しました。お金を目に見える物質として捉えてしまうと、自分の手元から離れた瞬間確かに「減った」「無くなった」と見えますが、エネルギーとして見れば「エネルギーがあっちに行ったりこっちに来たりしているだけ」「移動しただけ」です。例えばスーパーで購入する食料品への感謝のかわりに使ったり、お店で受けるサービスの代償としてお金を支払うと言えばいかがでしょうか。お金が移動しただけでなく、感謝やサービスという付加価値がお金にくっついてそのエネルギーが大きくなったことがわかります。
お金は行ったり来たりを繰り返すほど、大きく豊かさが循環していくのです。お金を物質として捉え自分のものにしたいと所有欲がわくとそこで循環を止めてしまいます。
「お金」に対する捉え方ひとつです。
「私のものよ!」と独り占めしていては永遠にお金持ちにはなれません。だからと言って何も考えず消費すれば良いということではありません。正しくお金を捉えて正しくお金を使うことで、このお金は何倍にもなって自分の元にまた還ってくる、めぐって来るとお金持ちは考えます。そして戻ってくるものは「お金」という形に限った話ではありません。還ってくるものはお金のこともありますが、チャンスや直観、人との出会いであることも多々あります。
損得勘定は損
「損得勘定」はお金を追っていると出現します。
私の場合、いつも買っている牛乳が物価高ですごく値上がりした時とか、焼き肉を食べに行って本当は松阪牛とか飛騨牛の高いお肉が食べたいのに、ランクを下げて妥協しちゃおうかな、なんて時に発動します。お買い物に行って、本当はこっちが欲しいけど似たもので安い方がある場合、どちらを買いますか?例えば、いいなぁと思う洋服が15,000円で売っていて、その隣に元々の値段が25,000円のものが半額以下の10,000円で売られていたら、どうしますか?どちらを買いますか?
損得勘定とは、自分にとって損になるか得になるかを考えることです。お金が損か得かを考えています。「安いから」という理由は完全にお金を追っていますね。「安いから」という理由で選んだものは、お金を物質として見ていると一見得したように感じますが、結局気に入らなくて全然着なかったり、やっぱり松阪牛を食べれば良かった、という後悔にも似た感情になりがちです。むしろお金をエネルギーとして考えればマイナスでしかないです。損得勘定はお金を追っているだけでなく、「損」ということです。
遠いスーパーまでチラシの特売品を買いに行くのは、お金そのものを見れば得しているように見えますが、時間という大切なエネルギーを無駄にしています。お金を節約しているつもりでも、そこからお金は生み出されません。
お金持ちの買い物の基準は金額に関係なく「これが欲しい」「これが良い」です。
「単にこっちの方が安いから」とか「これで良いや」では選びません。あなたが本当に欲しい方がたまたま安い方なら迷わず買って下さい。ここを意識するだけで、お金のめぐりに変化があるから不思議です。
しあわせなお金持ちは、何かが欲しいと思った時は『それを得たらどんな感情が得られるのか』まで考えます。そしてその感情を得るためにお金を使うんです。物事を損得だけで考えていてはその感情は生まれません。
【なぜお金持ちになりたいのか】
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追えば追うほど執着を生む
お金は追っても追っても届きません。お金そのものを追っても追っても、しあわせなお金持ちにはなれません。お金への執着を生むだけです。
運良くお金を手にしても、お金そのものしか見ていないから、今度はそのお金が無くなることに不安や恐怖を抱きます。宝くじで一攫千金を得た人の大部分が破産するのは、こういった理由が一因だと考えられますね。お金を追った末路と言いますか、自分のお金の許容量=器を超えて得ることは難しいんですね。
「欲しいものや叶えたいことは沢山あっていいけど、それ自体を求めているんじゃない。ものを買っても買ってもなんだか満たされない。何が自分を満たすのか解ってないからまた買う。でもやっぱり満たされないを繰り返す。完全に浪費。そして究極、お金が無くなることが怖くなって、お金に執着する。お金を追いかける。巡らせることができなくなる。しあわせな金持ちはそんなことはしない。」
【なぜお金持ちになりたいのか】
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また「お金が欲しいーー」という執着や渇望は、裏を返せば「お金がないから欲しい」ということに焦点を当てています。自分で知らない内に「お金がない」の波動になっていて、その現実を引き寄せてしまっています。お金がない→お金を追う→執着という負のループにはまってしまいます。お金があるからしあわせ、お金がないから不幸せではないんです。
【波動の法則】
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